美容院のメニューにあるヘッドスパや頭皮クレンジング。
人気メニューですし、最近ではヘッドスパだけを扱う専門店も増えているようです。
どうしてこんなにヘッドスパが人気なのかと言うと、シャンプーだけでは頭皮クレンジングは出来ないからなんですね。
ヘッドスパや頭皮クレンジングによって、頭皮のデトックスをすることが必要となってきます。
毛穴に詰まってしまった皮脂や汚れ、老廃物を「デトックス=解毒」しなければなりません。
顔の肌と違って、頭皮自体をじっくり見る機会というのはなかなかないので気付きにくいかもしれませんが、頭皮は汚れやすく、その汚れが詰まりやすい存在です。
それを自覚するのは頭皮のかゆみを感じた時。
洗ってからそんなに時間が経っていないのに、なぜか頭がかゆいという時、実は頭皮の毛穴に汚れが詰まっているサインなのです。
また、シャンプーしても感じる嫌な臭いというのもそのサインです。
そういえば頭皮がべたべたする…
なんとなく髪にハリやコシがなくなった…
抜け毛が増えたかも…
これらも頭皮デトックスをした方がいいよと言うサインです。
頭皮の毛穴の詰まりを解消すれば、これらの悩み解決するかも?!
毛穴が詰まったら頭皮がどうなってしまっているのか、詳しく説明していきますね。
皮脂が溜まると雑菌の繁殖の場に!
良い頭皮は常に弱酸性です。
これはマラセチア菌という頭皮にいる常在菌が、弱酸性に保ってくれているからです。
このマラセチア菌の餌が実は皮脂。
皮脂を食べて有利脂肪酸を排出します。
うまくバランスが保てている間はいいですが、ひとたびマラセチア菌が増殖してしまうと脂肪酸が増え、かゆみや炎症を引き起こします。
酸化した脂肪酸が頭皮の奥深くに!
薄毛や抜け毛の原因はこの脂肪酸です。
脂肪酸は紫外線や空気の影響を受けて、過酸化脂質という別の物質に変化します。
この過酸化脂質、細胞を劣化させる曲者なのです。
頭皮の奥深くに入り込み、髪を作る毛母細胞を劣化させます。
これによって髪がうまく育たなくなり、薄毛や抜け毛に悩まされるというわけです。
嫌な臭いも発生!
脂肪酸が酸化した過酸化脂質はもう一つ困った特徴があります。
いかにも脂っぽい嫌な臭いを出すのです。
シャンプーしてもしてもなんか臭い?!という場合には、この過酸化脂質が毛穴の奥で嫌な臭いを放ちっぱなしになっています。
頭皮の有害物質がうまく排出されなくなる!
「髪の毛から麻薬が検出されたため逮捕につながった」というようなニュースを見たことはありませんか。
髪の毛というのは実は毒素の最終地点となっています。
身体の中の毒素に当たる成分が、血液とともに運ばれて髪の中に排出されています。
よって髪の毛を分析してみると、ヒ素やカドミウム、水銀や鉛といった有毒物質が含まれていることが分かっています。
いつの間にか取り込んでしまった毒素を出来るだけ内臓から遠ざけようとする自己防衛本能が働いた結果だとされているこの現象、髪は体内の健康を保つために一役買っているということが良く分かりますよね。
ただ、頭皮の環境が悪ければ、この毒素の排出がうまくいきません。
せっかく血液に乗って頭皮に運ばれ、あとは排出するだけといった有害物質が、上手く髪に届けられず、いつまでも血液とともに全身を巡ったままということも起こりうるのですから怖いですよね。