いろいろなダイエットの方法があります。
とりあえず急いで痩せたい人は、食事を制限するのが近道でしょう。
ファスティングダイエット、糖質制限、卵だけを食べる、トマトだけを食べる…。
ただ、極端なダイエットに走ってしまうと、栄養不足になり身体を壊してしまうという怖い結果をもたらします。
よく話題に挙げられる炭水化物抜きダイエットですが、炭水化物が不足することで集中力の低下をもたらします。
また疲れがなかなか取れません。
炭水化物は身体や脳のエネルギー源であるのに、それを全て抜いてしまうとエネルギーが取れないからなんですね。
同じようにたんぱく質を制限すると、体力や免疫力が低下します。
食物繊維が不足すると便秘がひどくなります。
カルシウム・ビタミンDが不足すると骨粗鬆症を引き起こします。
鉄分が不足すると貧血となり、いつもだるく、疲れやすい身体となってしまいます。
このように身体にとって必要な栄養を勝手に制限してしまうと、身体は不調を起こします。
低血圧や不整脈、また女性の場合であれば無月経といった不調は、身体の栄養不足のせいであることも多いです。
確かに、一生懸命身体を動かすことがなくても痩せるので楽に見えるかもしれませんが、たとえ痩せたとしても栄養が足りずに身体が不調に陥ってしまいます。
きれいに痩せるとは程遠い状態ですよね。
ダイエットはむやみやたらと食事制限を行うのではなく、適度に運動しながら食事メニューの栄養バランスに気を付けてくださいね。
やはり食事は「主食・主菜・副菜」とバランスが取れていることが大事です。
制限するのであれば、アルコールやお菓子類にしましょう。
食事制限で痩せた場合、気を付けなければならないのは体調不良だけではありません。
「リバウンド」と言って、体重が減った分、もしくはそれ以上に戻ってしまう現象です。
痩せるための努力がすべてパーになるだけではありません。
体重を減らしてリバウンドして、また体重を減らしてリバウンドして…と繰り返しているうちに、太りやすい体質になってしまうんですね。
ダイエットするつもりが逆に太りやすい体質をせっせと作ってしまうことになります。
逆効果すぎて悲しいですよね。
こうならないためにも、食事制限で無理やり体重を落とすのではなく、長期的に体重を落としていきましょう。