白髪トリートメントの色選び、いつもどうしていますか?
毎回結構悩むという人が多いのではないでしょうか。
ダークブラウンが人気なのか、どこの製品もこの色味を採用しているところが多いようですね。
他に多いのはブラウン系・グレー系といったところでしょうか。
ブラウン系1色のみといったカラー展開の製品もあれば、ブラウン系をさらに細かく分類して、「○○ブラウン」といったように何色も展開している製品もあって、どうやって選ぶのが正解なのか逆に迷ってしまうかもしれません。
自分の地毛を選ぶ基準に
まずは自分の地毛の色をしっかり観察してみてください。
日本人の髪は黒だと言われますが、それでも明るさには個人差があります。
髪の明るさはレベルで表され、その度合いは1から20となりますが、だいたいの日本人の地毛の色は4レベルほどだと言われています。
明るめの人でもせいぜい5、6レベルであり、それ以上の色味の人はなかなかいないでしょう。
(ただ、紫外線によるダメージで色あせしている場合はその限りではありませんが。)
明るさのレベルの数字が少ないほど見た目に重く感じられます。
軽やかに見せたい場合には明るめの色にするのが良いでしょう。
とはいえ、髪だけを明るい色味に変えてしまうと、取って付けたような印象を与えてしまいます。
日本人は目の色と髪の色が同じであるため、髪色だけを大きく変えてしまうと「なんだかアンバランスだな」「若作りしているな」というイメージを当ててしまうんですね。
いくら明るい印象に仕上げたいと思っても、急激にレベルを上げてしまうと不自然になりますので気を付けてくださいね。
地毛のレベルと同じにするか、もしくは1レベルほど上げた色を選ぶのが、自然に仕上がるコツになります。
髪質や白髪の量にも気を付けて!
初めてトリートメントタイプの白髪染めを使うという人にはぜひ覚えておいてほしいことなのですが、2剤式の白髪染めと同じカラーを選ぶと失敗しがちです。
白髪染めトリートメントは2剤式白髪染めとタイプが異なり、同じ仕上がりにならないからです。
白髪が多い方が明るく仕上がる
2剤式の白髪染めの構造を簡単に説明しますと、2剤式は地毛を一旦ブリーチするという手順を踏みます。
ブリーチ剤である過酸化水素が地毛を一度かなり薄い色に脱色して、その後に色を入れることで、白髪とそうでない髪が均一に同じ色に染まるようになっています。
髪へのダメージがある反面、全体的に色味がそろいます。
一方白髪染めトリートメントにはブリーチ剤は配合されていません。
髪に優しい分、穏やかに染め上げます。
白髪にはカラーチャート通りの色が入りますが、地毛はもともとの色のままです。
地毛よりも明るい色のトリートメントを選んだら、白髪の量によって印象が左右されます。
白髪が多ければその分明るい色に染まる量が増え、全体的に明るくなります。
せっかく明るい色を選んだのに全体の印象が前と変わらない、思っていたよりも暗いという場合は、地毛の色味が目立っていませんか。
自分の白髪の量も考慮してカラーを選んでみましょう。