美容師さんに染めてもらうメリットとは
美容院はカラーの色が豊富です。
市販の白髪染め以上のカラーがそろっており、調合によってはそのカラー数は無限大です。
カラーに細かいこだわりがある人にとっては非常に嬉しいですよね。
自分だけのオリジナルカラーを作ってもらうことができます。
自分一人だと悩んでしまうカラー選択も、プロである美容師さんと一緒に決められるのも心強いですよね。
また、髪の状態によって薬剤の調合を変えてくれるのも大きなメリットです。
「この部分は量が多いからこれで」「ここは傷みが激しいからこうしよう」と部分部分で塗り分けてくれます。
これによって受けるダメージが非常に小さくなりますし、仕上がりのムラもなくなります。
もちもよくなりますしね。
これは素人には出来ないことですよね。
さらには仕上げにもメリットがあります。
カラー剤を落とすシャンプーの前には、薬剤が落ちやすくなるよう乳化というひと手間を行っています。
これによって、洗浄力の強いシャンプーを使う必要がなくなり、頭皮や髪の乾燥を防ぎます。
使っているシャンプーも弱酸性なので、髪や地肌をいたわってくれます。
なんと言ってもこれらのさまざまな作業を、ただ座っているだけで全部やっていてくれるというのが一番大きいメリットかもしれませんね。
美容師さんに染めてもらうデメリットとは
一番に挙げられることとしては、やはり価格でしょうか。
おうちでカラーをする場合は、その薬剤の金額だけで済みますが、美容師さんに染めてもらうとなれば何倍もの価格になります。
これであまり腕が良くない美容師さんに納得のいかない仕上がりにされたら残念ですよね。
技術力は個々人で違うので、ムラになったりもちが悪かったりということは起こり得ます。
次にデメリットとして挙げられることは、時間がかかりすぎるといったところでしょう。
ずっと座っているのもつらいですし、美容師さんとのおしゃべりが苦痛だという人もいます。
そういう意味でも美容師さんの技術力や美容師さんの人柄、相性といったものに左右されるというのもデメリットの一つですね。
美容師さんは最終的に髪全体がどこをとっても同じ色に染まっているように仕上げる必要があります。
お客さんの髪の毛の状態をしっかりチェックして、傷んでいるところはどこか、染まりにくいところはないかといったことをきちんと把握する必要があります。
その結果で薬剤の調合も変わってきますし、塗り方に工夫をしています。
美容師さんは大体髪を3ブロックほどに分けて染めています。
根元から白髪の部分はこの薬剤でこの塗り方、白髪の後から中間部まではこう、中間部から毛先まではこう、という感じで染め分け、その仕上がりが統一されるようにしています。
髪の傷み具合や色の入り方をきちんと把握したうえで塗り始めますし、地肌に付かないように注意して塗り、毛先のカラー剤は暗めのものに変えたり、また塗り始める場所を襟足からにするか、頭頂部からにするかといったことを判断しながら進めていく必要があるのです。
腕のある美容師さんであればこのあたりを心得ていますが、まだ未熟な美容師さんに当たってしまったら仕上がりがムラになったり髪が傷んだりといったことが起き得るので怖いですよね。
また、カラー剤を頭皮につけてしまうと、頭皮のかぶれの原因となったり、炎症を起こしてしまったりと危険です。
上手な美容師さんであれば頭皮ぎりぎりを狙って塗ってくれますが、技術力が低い人がやればこれから生えてくる髪も健康でなくなってしまうので、やはり美容師さんは当たり外れが大きいですよね。
美容師さんの技術力が一定ではないということは、かなり大きなデメリットです。