①ヘーゼルナッツ
アーモンド・カシューナッツとともに、世界三大ナッツの一つとして親しまれているヘーゼルナッツ。
スイーツにも多く使われていますよね。
ヘーゼルナッツの特徴は、カリウム、鉄、銅などのミネラルが豊富なことです。
カリウムは塩分排出を促進します。
そのおかげで血圧を下げるので、高血圧の人や日頃から濃い味付けの料理を好む人に必須の栄養素ですね。
また、鉄は貧血を予防します。
銅も貧血予防に効果的なミネラルです。
活性酸素を除去したり、骨の形成に役立ったりといった働きもあります。
また、それ以外にもヘーゼルナッツにはパントテン酸・葉酸が含まれています。
パントテン酸はビタミンB群の仲間であり、皮膚や粘膜の健康を維持するのに役立ちます。
葉酸は病気に対する抵抗力を高め、妊娠中の女性は必ず摂取するようにと厚生労働省から通達が出たほどです。
独特な風味や触感だけではなく、栄養価の高さもヘーゼルナッツの人気の理由の一つですね。
②ピーカンナッツ
③ブラジルナッツ
特定の地域でしか取れない、非常に希少価値の高いブラジルナッツ。
日本ではなかなかお目にかかれないかもしれませんが、海外ではその栄養価の高さから大人気のナッツです。
ミネラル分が豊富であり、しかもそのバランスの良さは群を抜いています。
また、ビタミンB1が豊富です。
ビタミンB1は糖質から身体のエネルギーを取り出す際に必要となる栄養素です。
あまりにも栄養価が高く、過剰摂取には気を付けたいところですが、ぜひ食べてみたいナッツです。
④ココナッツ
こちらは日本でもおなじみですね。
正確にはココナッツはナッツというわけではありません。
ココヤシという植物のみの果肉を乾燥させたものがいわゆるココナッツとして私たちが食べているものとなります。
カリウムが多く含まれており、塩分の排出を促すことで血圧を下げるという効果があります。
また、筋肉の働きをスムーズにするのにも役立ちます。
ただし、ココナッツの摂りすぎは厳禁です。
というのは、ココナッツの脂質はほとんどが飽和脂肪酸なのです。
飽和脂肪酸は血中の悪玉コレステロールを増やします。
肥満を招いたり、また、心筋梗塞といった重大な病気の原因となる成分です。
手放しで「身体によい」というわけではありませんので、食べ過ぎないようにしてくださいね。
⑤ピーナッツ
落花生として日本でも超有名ナッツですが、実は本当の意味ではナッツというわけではありません。
本当は豆の仲間に当たります。
ピーナッツの特徴としては、たんぱく質が豊富であり、脂質が少ないところ。
また、食物繊維も豊富です。
整腸作用だけにとどまらず、余分な脂質、糖、塩分を体の外に排出する役割も担います。
ナイアシンも多く含まれ、血行促進、代謝の補助といった役割を果たしています。