髪を染める場合の順番ですが、実はおしゃれ染めと白髪染めでは順番が異なります。
これを間違えてしまうと仕上がりが全く変わってきますので、注意が必要です。
おしゃれ染めの場合
- 襟足
- 後頭部
- サイド
- 頭頂部
- 前髪・生え際
- 毛先
この順番は肌の温度の違いで決められています。
温度が高い方がしっかり染まるため、まずは温度が低い方から塗り始めます。
温度が低く染まりにくい襟足から先に塗っていき、温度が高い頭頂部・前髪・生え際を後で塗ることで、ムラになるのを防いでいます。
白髪染めの場合
- 生え際
- 分け目
- 前髪・サイド
- 襟足
- 後頭部
- 毛先
おしゃれ染めの時は後回しだった生え際を一番に塗ってしまいます。
これは白髪の性質によるものです。
白髪は黒髪より硬いです。
そして、根元に近ければ近いほど生えたてて、まだダメージを受けていないので、キューティクルが閉じており、染料をはじいて色が入りにくくなっています。
生え際を後回しにしてしまうとうまく色が入らないままになってしまいます。
よって、顔の周りや分け目から塗り始めるというわけです。
白髪には色が入りにくいということを覚えておけば、応用が効きます。
もし、フェイスラインよりももっと白髪が多くて困っているという部位がある場合は、そちらから先に塗り始めていきます。
これらのテクニックは、白髪染め、カラートリートメント共通のものになります。
ムラや染め残しはもうなくなる!白髪染めのコツとは
せっかく染めたはずが、ムラや染め残しがあると残念!
ムラや染め残しがなくなる方法をお教えします。
自分の塗り方のクセを知ろう
ムラや染め残しをチェックしてみると、毎回同じような部分に発生していることが多いです。
これは塗り方のクセによるものです。
右利きの人が右側に塗り残しやムラが多いのは、上手く塗れていないからです。
この塗り方のクセを意識するだけで、仕上がりはかなり変わります。
カラー剤の量に注意
ロングの人、髪の量が多い人がうまく染められない場合、容量がたりていません。
市販品はショートの量ほどしか入っておらず、せいぜいミディアムの人程度しかカバーできません。
髪が長い人、多い人はいくつか使用しましょう。
ケチってしまうと結局きれいに仕上がらず、お金も手間も無駄になってしまいますので。
また、時間にも注意してください。
2剤式も説明書きにある時間を守るのはもちろんですが、カラートリートメントの場合はより時間や量が必要となります。
カラートリートメントはブリーチをしないので、キューティクルが開かない分、閉じたキューティクルの隙間から染料を入れ込む必要があります。
量をケチったり、放置時間を短く済ませたりすると、上手く染まりません。
特に白髪が気になる部分には多めに塗ってください。
どのタイプにするかも重要!
いろいろなタイプの商品が出ていますよね。
どのタイプが一番染まりやすいかという点ですが、実は染まり自体に大きな差はありません。
ただ、目的によってどのタイプを選ぶかというところが14づエス。
例えばピンポイントで染めたい場合ですが、液タイプや乳液タイプの場合は不適合です。
その代わり、伸びの良さを利用して全体染めをするのに向いています。
根元の部分をしっかり染めたいのであれば、クリームタイプが良いでしょう。
ある程度の固さがあるので、塗った箇所にしっかり留まってくれます。
どこに染めるか、どう染めるかによってどのタイプにするか選んでみてくださいね。