今寝ちゃったらまずい!!
そんな時に限って眠くて眠くてたまらないというシーン、日常の中で結構ありませんか。
そういうときはコーヒーを飲むという人は多いでしょう。
コーヒーに含まれているカフェインには覚醒効果があることが古くから知られています。
それは、カフェインには神経の興奮を鎮める物質の働きを邪魔する作用があるからです。
神経の興奮を鎮める「アデノシン」がアデノシン受容体と結合することで、神経の興奮はだんだん収まっていき、そのうち徐々に眠くなります。
これを代わりにカフェインがアデノシン受容体と結合してしまうと、アデノシンはその働きを発揮することができず、その代わり静まりかけていた神経は再び興奮し始めます。
よって、眠気が払われて、目が覚めるというわけなんですね。
では、眠くなった時に目を覚ます、おすすめの食べ物・飲み物をご紹介していきましょう。
①コーヒー・紅茶
コーヒーと同じように、紅茶にもカフェインが含まれています。
インスタントコーヒーには100mlあたり57mgのカフェインが含まれており、紅茶であれば100mlあたり30mg含まれています。
ただ、欧州安全機関(EFSA)は健康な成人に悪影響がないカフェインの最大量として、1日当たり400mgまでと定めています。
この許容量を超えて大量に摂取してしまうと、急性カフェイン中毒を引き起こします。
インスタントコーヒーであれば約700ml、紅茶であれば約1,333mlが1日における許容最大量となりますので、飲み過ぎないように気を付けましょう。
②ペパーミントティー
カフェインが苦手という方にお勧めできるのが、ペパーミントティーです。
ノンカフェインですので、カフェイン摂取量を気にする必要がありません。
スッキリする天然メントールの効果で、頭もしゃっきりしそうですよね。
③チョコレート
カフェイン以外にお勧めの成分はフラバノールです。
フラバノールが入っている食品はチョコレートです。
チョコレートの原料であるカカオにこのフラバノールが多く含まれています。
ストレスを軽減したり、認知機能を改善する効果があります。
なんとなく疲れた、眠たいという時に口に入れたいですね。
ブラックチョコレートにはカカオが多く含まれている分フラバノールも多く含まれていますので、特におすすめです。
チョコレートの糖質は脳にエネルギーを補給しますし、食物繊維やミネラル、ビタミンといった多数の栄養素も含まれていますので、仕事や勉強の合間に食べるのにぴったりですね。