きれいに白髪が染まってルンルン♪
そんな時、ふと髪を見ると、白髪だった髪がキラキラして見える？！
いかにもこれがもともと白髪の髪でしたよ！と主張しているようで、これならますます目立ってしまいますよね。
これ、美容院で染めたら解決しそうに思うのですが、自宅で市販の製品を使って染めた時だけでなく、美容院で染めたとしても起こりうる現象なんです。
お金も時間も手間もかかっているのに、逆に白髪が目立つ結果になるなんて悲しすぎます。
どうしてこうなってしまうのでしょうか。
髪の毛がキラキラ見える原因とは
白髪染め用を使ったかチェック
染めたはずの髪がキラキラしているとき、まずはどのような製品を使ったかチェックしてみましょう。
白髪染め用ではなく、おしゃれ染め用の製品を使っていませんでしたか。
同じ染めるものなのだからどっちでもいいじゃないの？と思ってしまいがちですが、実はこの2つ、配合されている成分の比率が全く異なるのです！
おしゃれ染めの特徴として、もともとある髪の色を抑えて、新しい髪色にしっかり染めるということがあります。
髪を明るくするためには、元の色を脱色しなければならず、そのためにはブリーチ剤が多く配合されています。
一旦色が抜けたところに新しい色を入れるのですが、しっかり色が抜けていれば新しい色はきれいに入るので、染料自体は少なく配合されています。
白髪染めは配合比率が逆です。
染料が多く配合されています。
その分ブリーチ剤は少なめです。
「白髪はもともと色が抜けているのに脱色する必要なんてあるの？」と疑問に思いますが、白髪と地毛の色を統一して染める必要があるため、いったん黒髪を脱色するために配合されています。
しかし、全体を明るい髪色に仕上げることの多いおしゃれ染めよりも、白髪染めの方が暗めの色に仕上げることが多く、脱色は必要最低限となっています。
その分しっかり染まるよう、染料の配合の割合が高くなります。
これらの特徴より、白髪をおしゃれ染めで染めてしまうと、しっかり色が付かないということはお分かりいただけましたでしょうか。
せっかく入れた色がすぐに落ちてしまうために、カラー後のシャンプーしただけでもう色が落ちかけています。
するとそこがキラキラして見えます。
場合によってはたった2、3回シャンプーをしただけなのに、すっかり元の白髪、なんてこともあるので悲しいですね。
明る過ぎなかったかチェック
チェックしたけどちゃんと白髪染めだったよ、という方、次は選んだ色をチェックしてみてください。
自分の髪色に比べて、明るすぎるものを選んでいませんでしたか。
だいたい市販品のカラー展開は6種類ほどが多いようです。
白髪染めに奇抜な色は少なく、メーカーによってトーンは多少異なりますが、だいたい2トーンから7トーンほどで展開しています。
このトーンというのは、数字が小さい方が明るく染まります。
明るく染まるということは、元の髪色を脱色する必要が高まり、成分の配合もブリーチ力を強めるように行っています。
確かに髪色全体が明るくなりますが、白髪を染めるための染料の配合が少ない分、上手く色が入り切りません。
よってすぐに色落ちして、キラキラ光って見えてしまうんですね。
市販品を例に説明しましたが、美容院で染めても、明るすぎると白髪部分がうまく染まらないのは同じです。
ただ、美容院でのトーンは市販品とは逆で、数字が小さい方が暗くなります。
染める時間、塗布量をチェック
きちんと白髪染めを選んだし、暗めの色で染めたのに…という方は、染める時間と塗布量をチェックして下さい。
白髪は黒髪に比べて若干太く硬いです。
水分量も少ないため、染料が弾かれ、黒髪に比べて色が付きにくいのです。
染める時間が短い場合、また塗布量が少ない場合は、染料が髪の内部にまで浸透しきっていない可能性が高いです。
そうすると充分染まり切っていないので、早く色が落ちてしまい、結果キラキラしてしまうんですね。
